GUI操作の管理ツール「LdapAdmin」で
ユーザを追加していこうと思い、
「LdapAdmin」を起動して、接続&管理者ユーザで認証しようとしたところ
”オブジェクトクラスが存在しません。”
のエラーが表示され、接続まではうまくいっているみたいだけど
認証で失敗しているようでした。
(「接続テスト」は成功したので)
OpenLdapサーバを構築している方々のHPを参考にさせて
もらったところ、
先ずは、ディレクトリツリーの基点となるベース DN(suffix)を
登録する必要があるらしく、
下記のように「base.ldif」というLDIFファイルに
ベース DN(suffix)と管理者ユーザのエントリを定義し
登録してみました。
■base.ldif
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dn: dc=my-domain,dc=com
objectClass: top
objectClass: dcObject
objectClass: organization
objectClass: domainRelatedObject
objectClass: extensibleObject
o: MateAR.eu Corporation
description: The Example Corporation
dc: my-domain
associatedDomain: my-domain.com
dn: cn=Manager,dc=my-domain,dc=com
objectClass: organizationalRole
cn: Manager
description: Directory Manager
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登録はコマンドプロンプトより管理者ユーザで
「ldapadd」コマンドを実行
ldapadd -x -W -D “cn=Manager,dc=my-domain,dc=com” -f base.ldif
実行すると、パスワードを聞かれるので
管理者ユーザのパスワードを入力
ベース DN(suffix)が登録されたため
「LdapAdmin」で接続&管理者ユーザでの認証ができるようになりました。
ちなみにコマンドプロンプトは
OpenLDAPをインストールした際に、「OpenLDAP Command Line」という
ツール(?)がインストールされており、
実行すると、OpenLDAPの「bin」フォルダのパスに移動した状態で
コマンドプロンプトが起動されます。
後は、ベース DN(suffix)の下にグループを作成したりユーザを作成したり
作りたいディレクトリツリーに合わせて作成していくことになります。
「LdapAdmin」のGUI操作でエントリを作っていくか
今回追加したように、作成したいエントリをLDIFファイルに記述し
「ldapadd」コマンドで追加していきます。
LDIFファイルの記述方法を理解できたら
「ldapadd」コマンドでの追加がいいかなと思いました。
次回はパスワードポリシーの設定について
書いてみたいと思います。