月別アーカイブ: 2015年6月

[Oracle初心者運用メモ]現在のセッション数を確認

客先のシステムで使用しているOracle11gにて
下記のエラーが出るようになりました。
「ORA-12516: TNS: リスナーは、一致するプロトコル・スタックが使用可能な
ハンドラを検出できませんでした」

エラーコードで検索してみたところ
接続中のセッション・プロセス数が上限値を超えた場合に
このエラーが出るとのことでした。

たしかに、DBを導入した当初に比べると、同DBを使用するシステムが
どんどん増えてきています。

エラーを回避するための1つの対策として
プロセス数上限値(デフォルトは150)を増やすことが書いてありましたが
増やすことによって負荷がかかる可能性もあるため
とりあえずは、上記のエラーが出た際の接続状況を取得してみることにしました。

■セッション・プロセスの現在数と上限を取得
SELECT
RESOURCE_NAME リソース名,
CURRENT_UTILIZATION 現在数,
MAX_UTILIZATION 最大数,
LIMIT_VALUE 上限
FROM
V$RESOURCE_LIMIT
WHERE
RESOURCE_NAME IN (‘processes’,’sessions’);

■セッションの詳細を取得
SELECT
S.machine,
TO_CHAR(S.LOGON_TIME, ‘YYYY/MM/DD HH24:MI:SS’) LOGON_TIME,
S.sid,
S.serial#,
P.PID ORACLE_PID,
P.SPID OS_PID,
S.STATUS,
S.USERNAME ORACLE_USER,
S.OSUSER OS_USER,
S.TERMINAL,
S.PROGRAM
FROM
V$PROCESS P
LEFT OUTER JOIN V$SESSION S
ON P.ADDR = S.PADDR
WHERE
P.BACKGROUND IS NULL  AND
P.PID > 1
ORDER BY
TO_CHAR(S.LOGON_TIME, ‘YYYY/MM/DD HH24:MI:SS’),
S.machine;

このエラーは、接続数が減っていくと自然に解消されるため、
ユーザ側には「ただいま大変混み合っております。」のエラーメッセージを
表示することにし、
プロセス数上限値を増やすかどうかは、サーバ側の性能も考慮して
検討することにしました。

 

車載アプリについて

以前車関係のお仕事をさせてもらったことがあり、
気になる記事を見つけたのでお知らせします。
トヨタとフォードがスマートデバイスリンク(SDL)を使用した車載システムを今後、
トヨタ・レクサス車両に導入するための検討に入ることで合意を発表したというものです。

まず、SDLとはスマホアプリを車載システム上で利用するための
オープンソースプラットフォームとなります。

これにより車内で音声やタッチパネルにて、スマホアプリを使用したり
道路情報などを利用することができるようになります。
また、アプリ開発に携わる人にとっては複数の車載システム上で扱えるアプリを
一度で開発できるため短期間で多くのユーザーに提供することができるようになります。

車載用アプリとして、
・ドコモ ドライブネット
・グーグル Android Auto
などがあります。

私自身車載用スマホアプリというものがあるのをこの記事を見て、
はじめて知りました。
また、今後車内でスマホを操作せずタッチパネルなどで、
メールや今後の予定などを音声で読み上げてもらったり、
音楽などの使い慣れたアプリを使用できるようになるのは、
運転中など、より一層快適なものになると思いました。

参照URL
・excite.ニュース トヨタ、フォードの「スマートデバイスリンク」をレクサスに導入か
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150603/Cobs_205822.html
・グーグル Android Auto
http://appllio.com/20150320-6289-android-auto-app
・ドコモ ドライブネット
http://pioneer.jp/carrozzeria/splink/appli_unit/sph-da09-2_sph-da05-2/docomo_position.html

 

Leap Motion

今更ですが個人的にLeap Motionを購入しました。

IMG_0351

まだUnityでサンプルを動かして、
ちょっと触ってみた程度ですが、
思っていたよりも感度が良かったので、
購入時に想定していたOculusの入力用途に十分使えそうです。

これから時間を作って開発を進めていこうと思います。

Leap Motion公式
https://www.leapmotion.com/?lang=jp

PS メモ

こんにちは
まえだです。

たまにPSを使うことがありますが、
私の学習能力が低いために同じ方法を毎回調べてしまうことが多々あります。
というわけで、使ったことない機能を使ってみて、
操作方法をメモしてみることにしました。

今回はいつもは使用しないけど、ちょっと面白いなと思ったレイヤでの加工方法で
レンズフィルター機能を使ってみることに。
(よく色調補正とかは使いますが、レンズフィルターは使ったことがない。)

ちなみにレンズフィルター機能はレンズを通してフィルムに露光する光の照明のカラーバランスとカラー温度を調整するために、カメラレンズに色付きのフィルターを置き換えるテクニックをまねたものだそうです。カラープリセットを選択したりカスタムカラー調整も可能です。

・PSで加工したい写真を表示します

1

・「新規調整レイヤ」-「レンズフィルター」を選びます

2

3

・適用量を100%にします

5

・「輝度を保持」のチェックを外します

6

・属性で「カスタム」を選択するとカラーピッカーでフィルターの色を選択できます

4

 

ちなみに、アドビのサイトに色々と書いてありますので参考に。

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/applying-color-balance-adjustment.html

スクラム研修まとめ③

前回に引き続き用語の説明をしたいと思います。
今回は前回のまとめの中で登場した用語、
・プロダクトバックログ
・スプリント
について書いていきます。

■プロダクトバックログ
プロダクトバックログとはプロダクト(システム)に対する要求の一覧を指します。
・ユーザのニーズ等からプロダクトオーナーが作成する
・1つの要求についてユーザストーリ形式(※)で記述する
・プロダクトオーナー(PO)が開発する順番に並び替える(順番の最終決定権はPOにある)
・要求は可変なので常にメンテナンスして最新の状態に保つ必要がある(優先順位の高いものから開発することでプロダクトの価値を最大化する)
・要求毎に完了の定義を決めておく(デモ手順とその結果を決めておくことでリリース判断可能にしておく)
・開発チームによって見積が行われる(プランニングポーカー(※)という見積手法が主流)

※ユーザストーリ形式
「誰々としてこれこれがほしい。それは何々のためだ」という役割・機能・価値の3つをストーリとして記述する形式

※プランニングポーカー
開発チーム全員でカードを使って行う、複数人の知見を活かした見積の手法。
フィボナッチ級数(1,2,3,5,8)のカードを全員が持ち、基準となるストーリ(要求)とその数字(ポイント)を決めた上で、その他のストーリについて、下記の手順で見積を行う
・対象を個人で頭のなかで見積もる
・一斉に数字が書かれたカードを出す
・差異が出たら、その差異について、まずは最小と最大の数字を出した人が、その根拠を説明する
・それを踏まえて再度カードを一斉に出す
・これを差が少なくなるまで繰り返す(全て一致しなくても差が少なければ、小さい方を採用する)

■スプリント
全体の工期をスプリントという固定の期間に区切って繰り返し開発を行います。
1スプリントの中で実現するストーリをプロダクトバックログの中から決めて(複数可)、リリース判断可能な動くソフトウェアを開発します。
・最大1ヶ月までのタイムボックス
・各スプリントの長さは均一(延長してはならない)
・開発チームはこの期間の中で、計画、設計、開発、テストなどプロダクトのリリース判断に必要な全てのことを行う(ゆえに開発チームは自己組織化されたチームである必要があります)

今回はここまでです。
次回は1スプリントの中で行う具体的な活動について書いていきたいと思います。