前回はアジャイル開発について簡単に書きました。
今回からスクラムについてまとめていこうと思います。
スクラムというマネジメント手法にはルールがあり、そのルールを理解するためにはまず、スクラムにおける用語を知っておく必要があります。今回はその用語のなかで登場人物(役割)に関するものを書いていきます。
スクラムには登場人物(役割)として
・プロダクトオーナー
・開発チーム
・スクラムマスター
がいて、この3者のグループをスクラムチームと呼びます。
■プロダクトオーナー
・プロダクト(システム)の価値を最大化することに責任を持つ
・プロダクトバックログ(開発要件)の定義や優先順位付けを行い開発チームに伝える
・要件とその優先順位を決める必要があるので基本的にはお客様側の人が担当する
■開発チーム
・スプリントごとの成果物のリリースに責任を持つ
・自己組織化されたチームである(自分たちで判断し仕事を進めることができる)
・チームは10名弱で構成される
・開発ベンダー側が担当する
■スクラムマスター
・スクラムの推進に責任を持つ
・スクラムチームの支援をおこなう
・開発ベンダー側が担当する
私はまだスクラムを実践したことがないのでスクラムマスターの立ち位置や具体的な仕事内容が正直ピンと来ていませんが、ひとつ言えることは、スクラムマスターはプロジェクトマネージャではないということです。あくまでスクラムに沿ったマネジメントが円滑に進むよう力を尽くすのが仕事です。
今回はここまでです。
その他の用語も出てきましたね。次回はその辺りの用語について書いて行きたいと思います。