タグ別アーカイブ: セキュリティ

パスワード啓発ポスターで壁ドン

ネットなどのセキュリティー対策に取り組む
独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)が作成した
パスワード対する意識を高めるためのパスワード啓発ポスターが
話題になっていますが、ご存知でしょうか?

女子がキュンキュンするような壁ドン、顎クイの少女マンガ風ポスターに
なっています。

パスワード啓発マンガポスターのスライドショー

パスワードの意識が低い10代に向けて少女漫画風のポスターにして
原宿の看板に掲示されていたそうですが
問合せが多かったため、ポスターを一般販売することになったそうです。

会社にもポスター掲示してほしいな~♥

 

SSLについて(まとめ)

前回はSSLサーバ証明書を取得し、
Webサーバにインストールすることで、
SSL通信が可能になる、というお話をさせていただきました。

今回は過去3回分を振り返って、一通りのまとめをしたいと思います。

SSLとは
インターネットの通信を暗号化する技術で、
Webサービスのログインページやネットショッピングサイトなど、
利用されているページは多々あります。

SSLはどうすれば使えるのか
SSLサーバ証明書と呼ばれる電子証明書をWebサーバにインストールします。

SSLサーバ証明書はWebページの運用者の情報と
この情報が正しいものと証明する第三者機関が発行します。

SSLサーバ証明書の入手について
第三者機関(=SSLサーバ証明書を発行する企業)から
購入します。

購入にあたっては、CSRと呼ばれる署名要求が必要となり、
これは企業の情報(企業名や住所など)から作成されます。

第三者機関で審査を通ると、SSLサーバ証明書が送付されます。
この送付されたSSLサーバ証明書をWebサーバにインストールすることで、
WebページはSSLで暗号化された通信が可能になります。

今回まで題にしたSSLの様に、セキュリティに関する技術は
知らず知らず利用していることが多々ありますが、
逆を言えば、それだけ私たちの日常に寄り添った技術であると言えます。
次回以降も、身近な情報技術について書いていきたい所存です。

SSLについて(3)

前回は、「SSLを提供するためには、SSLサーバ証明書が必要です」というお話をさせていただきました。
SSLサーバ証明書とは、第三者がWebサービス提供者の情報が正しいものです、と証明するファイルです。

今回は、このSSLサーバ証明書を取得し、サーバにインストールする箇所について
お話しさせていただきます。

早速、SSLサーバ証明書の取得に移りたいと思います。

取得の流れを先にお話ししますと、以下の様になります。
1.SSLサーバ証明書を取得する企業を選ぶ
2.SSLサーバ証明書の種類を選ぶ
3.新規購入の手続きを行う
4.SSLサーバ証明書が送られてくる
5.サーバにインストールする

と、これだけ書かれても意味不明なので、以下、解説です。
(各企業のHPに手続きについて詳細に説明されたPDFファイルもあります)

1.SSLサーバ証明書を取得する企業を選ぶ
前回の記事に少し書きましたが、
SSLサーバ証明書を発行する事業を行っている企業は、多々あります。

有名な企業ですと、
シマンテック社(旧ベリサイン)、グローバルサイン社でしょうか。
(正直、この業界も買収が激しく、名称がよく変わる印象があります)

企業によって、提供するSSLサーバ証明書の機能(と価格)に差がありますので、
各企業の製品ページを見ながら、企業を決めます。

2.SSLサーバ証明書の種類を選ぶ
セキュリティ・認証機能のレベルにより、製品が細分化されていることが多いです。
例えば、Aという製品では、2種類の暗号化に対応していますが、
Bという製品では、3種類の暗号化に対応しています、ということがあります。

企業のHPには製品一覧の機能比較が有ることが多いので、
この辺りを参考に、製品を決定します。

3.新規購入の手続きを行う
概ねして、各企業のオンラインショップより、
新規購入の手続きが可能です。

必要な情報を入力し、手続きを行います。

新規購入にはCSRと呼ばれる文字列が必要になります。
CSRとは、Certificate Signing Requestの略称で、
SSLサーバ証明書を発行するための署名要求です。
この文字列は企業名や住所・組織名といった企業の情報から
作成されます。
作成された文字列の
—–BEGIN CERTIFICATE REQUEST—–から
—–END CERTIFICATE REQUEST—–までが
CSRとして必要な文字列となります。

この文字列をコピー&ペーストするか、
または、テキストファイルとして保存して、
テキストファイルを送付するなどの
手順が必要になります。

この文字列の作成はお使いのWebサーバ(と暗号化ソフトウェア)により、
手法が異なります。
※更新の際にも必要になるので、確実に保管してください。

4.SSLサーバ証明書を受け取る
各企業のオンラインショップで購入すると、
概ねして、メールにてSSLサーバ証明書が送られてきます。
CSRと似た文字列が送られてきますが、
—–BEGIN CERTIFICATE—–から
—–END CERTIFICATE—–までが
SSLサーバ証明書となります。
Webサーバによりインストールの仕方は異なりますが、
ファイル単位で設定する場合がほとんどなので、
テキストファイルとして保存しておくとよいです。

5.サーバにインストールする
Webサーバにより、手順は異なりますが、
テキストファイルとして保存したSSLサーバ証明書を
Webサーバにインストールします。

ここまでの作業を行うことでインストールが完了し、
WebページのURLのhttp://をhttps://と変更してアクセスすると、
SSL通信が実現されます。

SSLについて(2)

前回は、「SSLってなんなの」というお話をさせていただきました。
一言で言えば、Webサービスの提供者と閲覧者間の通信を暗号化する仕組みです。
前回のラストに今回の予定はSSLの適用について、と書かせていただきましたが、
予定を変更させていただいて、今回はSSLを利用するために必要な証明書について
お話しさせていただきます。

Webサービス提供者がSSLを適用するためには、
SSLサーバ証明書と呼ばれる電子証明書を
Webサーバにインストールする必要が有ります。

この証明書は暗号化通信を行う機能に加え、
Webサイト運営者(個人・企業など)の身元を確認できる機能を有しています。

SSLサーバ証明書を導入しているWebページではWebサイト運営者の情報と
運営者の情報が正しいということを証明する第三者機関を確認できます。
ここでいう第三者機関とは、シマンテック社やグローバルサイン社といった
SSLサーバ証明書を発行する事業を行っている企業等を指します。

クライアント側から見ると、閲覧しようとしているWebページの運営者と
この運営者の身元を確認した第三者の企業とを確認することができます。
これによって、通信が暗号化され、かつ、
通信している相手が誰なのかを知ることが出来るわけです。

次回こそ、Webサービス提供者がどの様にSSLによる通信を提供するのか、についてお話できればと思います。

消したはずのファイルは消えていなかった

デジタルカメラやスマートフォンに使用するメモリカードやPCで利用するUSBメモリ、廃棄や他人に譲る時に皆さんどうしていますか?

おそらく、大半の人が「データを全部消してから廃棄する、譲る」という回答をするのではないでしょうか?そしてその消し方は「ファイルを選んでゴミ箱に捨てる」「削除の操作をする」という人がほとんどだと思います。

この操作のどこに問題が有るんだろう?ファイルは見えなくなったから消えているんじゃないか?そう感じる方が多いでしょう。

でも、実は消えていないんです。

消したと思っているファイルはメモリカードやUSBメモリの中に残っています。

 

すごく大雑把な説明をすると、メモリカードやUSBメモリの中には、「データ本体」と「そのデータがどこにあるか」という2つの情報を保存しています。

そして、普段皆さんが「消した」「削除した」と思っているのは、この「そのデータがどこにあるか」という情報だけを消しています。つまり「データ本体」は残っているんです。

ただし、「そのデータがどこにあるか」という情報が削除されている以上、そう簡単に他人が「データ本体」を見ることは出来ません。

基本的には「誰かが悪意をもってデータ本体を見ようとした場合」に限って、皆さんが削除したつもりになっているデータを見られてしまう可能性が有ります。

 

では、どうやって「データ本体」を消したらよいのか、一番簡単な方法を書いておきます。

通常の消す作業を行った後、そのメモリカードやUSBメモリに、データを上書きするんです。もちろんプライバシーに関わるデータ等は避けて下さい。

一番簡単なのは、真っ黒に塗りつぶした画像データです。これをデータを削除したいメモリカードやUSBメモリの容量とほぼ同じサイズにして作成し、コピーします。

でも、大変ですよね。

もうちょっと簡単に作業できるフリーソフトが有るので、今回はそれを紹介したいと思います。無料で使えますが、広告が入ったりするようです。

SECUDRIVE Eraser Free

※ なお、上記フリーソフトは弊社製品ではありませんので、使い方の説明や万が一のトラブルへの対応は一切出来兼ねます。自己責任でご利用下さい。