VMWare ESXiのセットアップで苦戦した話(2)

前回の続きです。

開発用のサーバにVMWare ESXiをインストールさせようとしている社員O氏。
RAIDの設定に四苦八苦しながらも、なんとかRAIDの設定は行えましたが、
まだまだ続きます。
というより、むしろここからがインストール作業です。

空の環境にインストールする際、特に難しいことはありません。(ないはずでした……)
1.ブート時にCDからインストールするか確認
2.規約事項の確認
3.インストールするハードディスクの確認
この順に確認が出ますので、
それぞれ入力を行います。

が、今回は楽にはいきませんでした。
今回の問題は3のハードディスクでした。

どのハードディスクにインストールするか確認する画面が表示されるのですが、
RAID構成したはずのディスクなのに、物理ハードディスクが二つ見える……

RAID構成が崩れた? と思い、サーバを再起動させて確認する。
RAID構成は崩れていない。
とりあえず、そのままインストールを続行してみました。
その後の起動で確認すると、RAID構成は崩れたままです。

どういうことだ? と考える。
まさか、オンボードRAID(=ソフトウェアRAID)だとよろしくないのか、と思い、
ESXi5.5のインストールマニュアルを探す。
やはりというか、下調べが足りてないというか、
ESXi5.5ではソフトウェアRAIDはサポートしていない、という一文が。
そうですか、マザーボードに載っているタイプのRAIDもアウトですか……

しかし、原因さえわかってしまえば、回避できます。
ということで、BIOSを立ち上げ、HDDモードをAHCIへ。
その後、正常にインストールは完了しました。

正直、ここまで苦戦することになるとは考えてもいませんでした。
ESXiも(バージョンが異なるとはいえ)インストールしたことはありましたから。

それでは、今回の教訓です。
インストールする環境はきちんとマニュアルに目を通しましょう。

前回といい、今回といい、事前に情報さえ持っておけば、
回避できる状況に対し、前にやったことあるし、大丈夫大丈夫と
安易に考えたために、結果として、大火傷してしまいました。

事前準備ってホント重要ですね……