SQLServerエージェントが使用するアカウント

SQLServerエージェントを使用すると、
時間を指定して、exeファイルが実行できます。

この設定を行う際の注意することがあり、
スケジュール実行するexeが外部ファイル(例えばログファイルなど)に書き込みを行う場合や、
フォルダ内にファイルを生成する場合には、
SQLServerエージェントが対象となるファイルやフォルダに対して、
アクセス許可を有する必要が有ります。

アクセス許可の編集は、対象のファイルやフォルダのプロパティで行えますが、
その際、必要になる情報としてユーザー名が必要になります

通常のユーザーであれば、ユーザー名が分からなくても、
アクセス許可の編集画面でユーザーの検索が可能なので、問題は有りませんが、
SQLServerエージェントが使用するログオンユーザーは上記の検索では表示されません。

では、どの様にSQLServerエージェントのユーザーを確認するのかというと、
「SQLServer構成マネージャー」を使用します。

WS000000

これはSQLServer構成マネージャーを起動し、左側のペインからSQLServerのサービスを選択した画面です。
右側のペインにSQLServerが使用しているサービスが表示されています。
この最下行に「SQL Serve エージェント(MSSQLSERVER)」があり、その隣の列にログオンという列が有ります。
このログオン列に記載されている内容がサービスが使用するログオンアカウントであり、
アクセス許可で使用するユーザー名となります

WS000002

WS000003

調べたログオンアカウントをアクセス許可のユーザー検索で名前の確認をすることで、
アクセス許可にユーザーの追加が可能になります

追加後は、他のアカウント同様に権限の設定を行います。